評価の内容と目的
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握力*両手
握力の数値から、全身の筋力の推移をチェックします。
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椅子体前屈*両足
背骨の変形などで評価しづらい高齢者の筋肉の柔軟性を評価します。
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開眼片足立ち*両足
目を開けた状態で何秒姿勢を保てるか(静的安定性)を測定し、バランス機能を評価します。ふらつき易さの目安になります。
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ファンクショナル・リーチ・テスト(FRT)*両側
姿勢を保ちながら、どれだけ手を前に伸ばせるか(動的安定性)の距離を測定します。ふらつき易さの目安になります。
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タイム・アップ・アンド・ゴー(TUG)
合図に合わせて椅子から立ち上がり、目標物を周り再び着座するまでの時間を測定します。(複合的移動能力)動作の正確さ、安定性の目安になります。
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立ち上がりテスト
40cm〜10cmの高さの台から、両足または片足で立ち上がります。(下肢筋力)低い台から、また片足で立てた方が、下肢筋力が高くなります。
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2ステップテスト
出来るだけ大股で2歩歩き、その距離を測定します。歩幅が広い事で、「動作の安定性・調整力」を評価します。
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膝進展力計測(HHD酒井医療(株)製mobie使用) *両足
専門の徒手筋力測定機器(ハンドヘルドダイナモメーター=HHD)を用いて、膝を伸ばす筋力を直接測定します。直接的に筋力を測定する事で、現在の状態と機能訓練の負荷調整の目安となります。
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歩行テスト(5m通常歩行、最大歩行)
5mの距離を歩行するした際の「時間」と「歩数」を測定します。移動の主動作である歩様を直接測定する事で、「筋力」「調整力」「バランス」を評価します。